2009年7月9日木曜日

「農業は楽しくてしかたがない」(山下惣一)……そりゃそうだわな、そのコストはおいら都市住民が払っているから

今晩の日経夕刊で「農民作家」だとか言う山下惣一が、「ようやくニッポンで農業がみんなに理解されてきた」と、はなばなしく勝利宣言。農業ほど楽して儲かる都合のいい商売はないそうだ。そのコストはおいら都市住民が払っていると言うことを全く無視して自分の都合だけで組み立てたエゴイスティックな利権集団論理まるだしの理屈。いい気なもんだ。あんたら農民とやらを満足させるためにだけ日本の都市住民は多大な余分のお金を払わされ、その結果、あんたらは幸せで豊かになったかも知れないが、都市住民はいよいよ不仕合わせになり困窮化してしまったのである。この「農民作家」山下惣一とやらは、かれが展開する屁理屈が「ノーミン栄えてニッポンが滅ぶ」ということを如実に物語っているという意味で、まことに時代の真実を捉えている作家だ。

この人はこんなことを一貫して強弁してきたらしい。コメントト欄に寄せられた情報(Junさん)によれば;
Blogger: Letter from Yochomachi - コメントを投稿: "100の屁理屈が読みたくなったら、お勧めは「ザマミロ!農は永遠なりだ」(農民作家・山下惣一著)ですな。データとかは用いず、ただひたすらWTOはつぶせとか、フードマイレージを減らせ地産地消が一番いいとか、直販所は農家がおすそ分けのやさしさでお前ら消費者にめぐんでやってるんだとか、そんなお話。散人さんのような人が日本に増えるなら、彼ら農民はいよいよ独立するそうですよ。そうなったら困るのは我々馬鹿な消費者だそうな。

内容(「BOOK」データベースより)

この国と国民に農業を守る意思がないのなら、百姓は独立するぞ!愉快、痛快、爽快、百姓のいいたい放題。"


こういう輩は「早く独立」して欲しいな。こんなやつらを食わせるのには、もう飽き飽きしているから。あいつら、自分の食い扶持ぐらいは自分で稼いで欲しい。

4 件のコメント:

両津 さんのコメント...

この人結構有名ですよ。地方紙ですが、新聞に年に何度か登場して、特集記事などでかなりの分量の意見を述べてます。最初に読んで気分が悪くなり、その後は名前を見ただけで無視してますけど。

Unknown さんのコメント...

そう、この人の屁理屈には気分が悪くなりますね。「朕はたらふく食ってるぞ、汝、消費者飢えて死ね!」というやつ。趣味の園芸で楽しんでいるなら、庭の園芸と同じ。みんなと同じように農地にも宅地並みの固定資産税を払って欲しい。もちろん相続税も。

Jun さんのコメント...

Amazonでこの著者を検索するとタイトルだけで内容がよくわかります。

「安ければ、それでいいのか!?」
「食べ方で地球が変わる―フードマイレージと食・農・環境」
「農業に勝ち負けはいらない!―国民皆農のすすめ」
「百姓が時代を創る」
「日本の“村”再考―くたばれ近代化農政」
「農政棄民―それでもみかん農家は負けない」



http://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-1671.htm

講演も受け付けているらしいんで、散人さん依頼してみてはどうしょうか?

”■メッセージ
 私は応援される側の人間ですが、応援団と一緒になって食と農の現状をもう少しましな方向に転換できればいいと、考えています。このままでは日本人は農なき国の食なき民になりますよ。私は別に困りませんが。”

Unknown さんのコメント...

あまりに農村バラマキが制度化されてしまったため、この爺さん、自分の生活が都市住民の犠牲の上に成り立っていることを全く意識してないんですね。それともそれを知りながらこういうことを書いているのか。いずれにしてもこういう強欲で恩知らずのウソツキはあの世では飢餓道に落ちるでしょう。

われわれとしては:

1)農村バラマキ政党には投票しない。

2)国産農産物は食わない。

3)国内旅行はしない(農村にカネを落とさない)。

この三点を守ることです。